1.総人口の概観と長寿・高齢化の進展

日本は世界でもまれに見る「超高齢社会」です。今後生産年齢人口が減少し、高齢者人口は増加していきます。中でも要介護認定率が高い75歳以上の後期高齢者人口が増加することが、大きな課題となります。人口と高齢化について理解を深めましょう。

ポイント

・生産年齢人口が減少する
・高齢者人口は、増加する
・その中の後期高齢者人口が増加
・後期高齢者は要介護認定率が高い
・高齢者を支える生産年齢人口とのバランスが悪い
・介護の問題は、誰にでも起こること

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1問1答

問1 1950年では、高齢者人口と生産年齢人口との比率は、1対12であったが、2012年には、1対8となり高齢者人口が増えて、生産年齢人口が横ばいとなった。◯か×か。
(解答)× 2012年では、すでに1対2.6となっている。2060年には1対1.3と予測されている。
問2 今後、日本の総人口は、緩やかに増加していく。◯か×か。
(解答)× 2020年以降から急速に人口減少が続き、2060年には、8674万人と推計されている。
問3 家族が介護に携わることによって失う機会費用は、社会全体で相当な額に上る。◯か×か。
(解答)◯ 機会費用とは、介護に携わらなかったら得られたであろう収入のこと。

→2.高齢者介護を取り巻く状況

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