著者の言葉より
パーソン・センタード・ケアは、実践の中から生まれました。この本には、実践者ならではの対応や認知症の方たちと過ごしている日々の出来事とそれらに対するパーソン・センタード・ケアの考え方があふれています。
パーソン・センタード・ケアは、日本流の「その人を中心としたケア」とは違います。この本で、正しいパーソン・センタード・ケアの考え方に触れてください。(水野裕)
パーソン・センタード・ケアとは
1990年代はじめにイギリスの社会心理学者トム・キットウッドらにより提唱された認知症ケアの理念です。パーソン・センタード・ケアとは、年齢や健康状態に関わらず、すべての人々に価値があることを認め尊重し、一人ひとりの個性に応じた取り組みを行い、認知症をもつ人の視点を重視し、人間関係の重要性を強調したケアのことです。
目次
第1章 パーソン・センタード・ケアと「その人を中心としたケア」
第2章 なぜボケたくないか? パーソン・センタード・ケアへのヒント
第3章 ひとりの人として認知症の人をみるとは
第4章 認知症の人のよい状態と良くない状態
第5章 パーソン・センタードな立場とそうでない立場
第6章 認知症ケアの質は職場の雰囲気しだい
第7章 認知症ケアに携わる人に望まれる資質
第8章 オールドカルチャーとニューカルチャー
第9章 パーソン・センタード・ケアもどきニューカルチャーもどき
著者
水野裕 いまいせ診療センター副院長、認知症センター長
商品情報
項目 | |
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タイトル | 実践パーソン・センタード・ケア ~認知症をもつ人たちの支援のために~ |
形態 | 書籍 |
ページ数 | 149 |
出版年度 | 2008年 |
出版 | 株式会社ワールドプランニング |
商品コード | B0007 |
ISBNコード | 978-4-948742-94-9 |
価格 | 1,676円(税込み) |