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認知症のパーソンセンタードケア〜新しいケアの文化へ [書籍]

「医学モデル」に基づいた認知症の見方を徹底的に再検討。認知症の人の立場に立った「その人らしさ」を尊重するケア実践を理論的に明らかにし、世界の認知症ケアを変革!
認知症の人を全人的に見ることに基づき、質の高い可能な援助方法とケアの新しいビジョンを提示。

目次

第1章 人であることについて
 1.パーソンフッドの概念
 2.だれが人か
 3.パーソンフッドと関係性
 4.排除の精神力動
 5.人はそれぞれ独自である
 6.パーソンフッドと心身の一体性

第2章 精神医学から見た認知症
 1.定義上の諸問題
 2.神経病理学と認知症
   アルツハイマー型の症状/脳血管性の症状/「混合型」の症状
 3.神経病理学と認知症―より詳細に
 4.認知症の診断
 5.出現率の研究
 6.うつ病と認知症
 7.精神病との合併症
 8.人格は変化するか
 9.アルツハイマー病の遺伝学
 10.認知症を悪化させる身体状態
 11.混乱したパラダイム

第3章 どのようにパーソンフッドが損なわれるか
 1.わたしたちの時代のある物語
 2.問題のある遺産
 3.悪性の社会心理
 4.認知症の弁証法

第4章 パーソンフッドを保つ
 1.関心の高まり
   認知症の人/認知症ケア/コミュニティケア
 2.前向きな見方に対する根拠・事例研究
 3.より前向きな味方に対する根拠・経験と研究
 4.神経病理的障害がひどいとき
 5.認知症の弁証法・再検討

第5章 認知症を生きる
 1.相互主観性とその限界
 2.個々人の経験はそれぞれ独自である
 3.七つの接近方法
 4.認知症の経験領域
 5.認知症の人はなにを必要としているのか
   なぐさめ(くつろぎ)/結びつき(愛着)/共にいること(社会的一体性)/
   たずさわること(主体的活動)/自分であること(同一性)
 6.パーソンセンタードケアの経験

第6章 よりよいケアを―一歩前へ
 1.相互行為の性質
 2.前向きな働きかけ(ポジティブ・パーソン・ワーク)
 3.認知症の人同士の相互行為
 4.相互行為を持続させる
 5.認知症ケアと心理療法
 6.二つの正当化
 7.緩和ケアを超えて

第7章 認知症ケアとサービス提供組織
 1.組織のスタイルと構造
 2.ストレス、緊張、燃え尽き症候群
 3.職員のケア
   賃金と雇用条件/初任者研修/チーム作り/スーパービジョン/現任者教育/個々の職員の成長/
   認定資格と昇進/効果的質の保証
 4.適切な人材の採用
 5.組織的防御と認知症ケア
 6.変化を起こさせる
 7.ケア現場と地域社会

第8章 介護者に求められること
 1.相互行為における介護者の役割
 2.脚本とケアの仕事
 3.脚本からの回復
 4.痛みと傷つきやすさについて
 5.認知症ケアの心理的力動
   共感の性質/投影性同一視と共感性同一視
 6.個人を成長させる二つの方法

第9章 文化を変える
 1.ケアの文化とより広い文脈
 2.新しい文化と古い文化
 3.抵抗の源泉
 4.変化の過程
 5.広範な影響

著者等

著者 トム・キットウッド
訳者 高橋誠一

商品情報

項目
タイトル認知症のパーソンセンタードケア〜新しいケアの文化へ
形態書籍
ページ数272
出版年度2017年
出版株式会社クリエイツかもがわ
商品コードB0016
ISBNコード978-4-86342-207-0
価格2,860円(税込み)

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