
テレビ回想法とは
「昔のことを思い出し、自らの人生を振り返ったり、若者達に昔の知恵を伝えたり、回想を今に活かそう!」という回想法のエッセンスを取り入れて、懐かしい話に花を咲かせていただこう、お年寄りがご存じの昔の話を教えてもらって、いつまでもいきいきと元気に暮らしていただこう、といった場面に活用できるDVDです。
画面からは、お年寄りにとって懐かしい話題が提供されます。そのシーンをご覧になりながら、介護者とお年寄りと、またお年寄り同士で、さらに子供たちと、回想と会話を楽しんでください。このDVDは、介護者やお年寄り同士のコミュニケーションのお手伝いをします。
回想法について
回想法とは、昔懐かしい経験や体験などを、皆で楽しみながら語り合うことによって、 脳をいきいきとさせ、気持ちを元気にするアプローチのことです。回想法は、認知症の予防やひきこもりの防止など、高齢者の生活の質を向上する効果があるといわれています。
特別養護老人ホームやグループホームといった高齢者施設でも、回想法が注目されており、静かな広がりを見せています。また、地域での認知症の予防策の1つとしても注目されており、市町村自治体等で、公民館や民俗資料館を中心に取り組みが進められています。
DVDの収録内容(全84分)
第5巻、第6巻は会話が難しくなった方でも楽しめるように、映像を中心に構成してあります。周りの方が映像を一緒にご覧になりながら、声をかけたり、質問を投げかけたりしてください。後半には、来島先生による「リハビリ体操」「顔の体操」を収録しています。一緒に身体を動かしてみてください。
第5巻には「蚊帳・お盆の巻」、「ぬかみそ漬けの巻」、「お蚕さんの巻」の3話を収録しています。
蚊帳・お盆の巻

蚊帳は夏の風物詩でした。萌黄染(もえぎぞめ)の緑色の麻でできていて、赤いフチどりをしてある、茜緑(あかねふち)というスタイルがポピュラーだったそうです。そして吊り糸を掛ける吊り輪にも、彫りの模様が入っていました。この金属の吊り輪が互いにあたって、「ちりん、ちりん」と奏でる音が、涼しさを感じさせたといいます。昔はどこの家庭も、蚊が多かったそうです。
ぬかみそ漬けの巻

「ぬかみそ漬け」 おいしいぬか漬けを食べてみる
なす、きゅうり、大根、うり、スイカ・・。取れたての野菜に、塩を利かせてぬか漬けを作った方は多いのではないでしょうか?ぬか床の手入れは主婦の役目、虫が湧かないように、また水が多くならないように、工夫があったはずです。手触り、手つきはきっと今でも現役でしょう。今日の食事にぬか漬けを用意してみませんか?
お蚕さんの巻

お蚕さんご存じでしょうか?
戦前の日本の農、工、商業を支えていた小さな白い幼虫。人間よりも大切にされていたとか。畳の部屋でお蚕さんが寝て、自分たちは屋根裏で寝たなどと聞きます。一度にたくさんの蚕がえさの桑の葉を食べるので、まるで夕立のような音がしたということです。
サンプル映像
出演

来島 修志(きじま しゅうじ)
「あったかいものが何とも言えない、おばあちゃんっていいな〜、おじいちゃんっていいな〜、そんな想いを伝えたい」
作業療法士として沖縄県にある本部記念病院老人性認知症疾患治療病棟勤務などを経て、現在は日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科の教員として作業療法士の育成に従事している。回想法は、日本の回想法研究・実践の第一人者である野村豊子氏に師事。高齢者に笑いをもたらすことを自らの使命として、八面六臂の活躍中。
商品情報
項目 | |
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タイトル | テレビ回想法 懐かしい話 第5巻 ~蚊帳・お盆の巻、ぬかみそ漬けの巻、お蚕さんの巻 |
形態 | DVD |
分数 | 84分 |
製作年度 | 2004年 |
商品コード | 0103 |
JANコード | 4562398140103 |
価格 | 2,750円(税込み) |
回想法を学ぶ
テレビ回想法の使い方
テレビ回想法 懐かしい話の使い方作業療法士 来島 修志 回想法とは? このビデオに登場するお年寄りの方々は、昔のことを思い出し、楽しく、懐かしく、時に頼もしく語って下さっています。私はただ聞き役にまわり、知らないことを教わり、話し手のやさしい心に触れながら、びっくりしたり、胸が熱くなったりしていきま…